残り香。
ここにいることは誰も知らない。
その人は窓辺にそっと腰かけて、ぼんやり霞んだ空をながめている。
波瀾万丈の一日が早くおわってくれればいいのに。
おなかすいたらうわのそら。
喫茶店でひと休み中。
そんな気ないけど。
店の親父の幼い日の夢
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